Crypto.comに上場(4/19)
2021年4月19日、香港の暗号資産取引所(および暗号資産関連サービス提供業者)Crypto.comにIOSTが上場しました。
Crypto.comの規模の目安としては、CoinMarketCapの取引所ランキングで22位です(2021年4月20日現在)
この位置でなんとなくの規模感が分かっていただけると思います。
また、Crypto.comは「Crypto.com Pay」という暗号資産決済サービスも提供しています。
これは、BTCやLTCなどの暗号資産でNETFLIXなどのWebサービスの利用料金の支払いが出来るというもの。
現時点での対応暗号資産一覧表(英語)にIOSTは含まれていませんが、今回上場したことで今後対応する可能性はあり得ると思われます。
Raze Networkとの提携を発表(4/20)
2021年4月20日、IOST財団はPolkadot(Dot)向けのクロスチェーンのプライバシープロトコルを提供するRaze Networkとの提携を発表しました。
IOST側からだけでなく、Raze Networkからも投稿がありました。
具体的に言うと、IOSTがRazeVM(VirtualMachine)と統合されることで、下記が実現されます。
- ユーザーアカウントの残高の暗号化
- トランザクションの暗号化
- (拡張IOSTアカウントを利用して)プライベート支払いチャネルを作成
もう一段階分かりやすく説明すると、今現在のIOSTメインネットの送受金やアカウントの残高は全てIOST ABCなどのブロックチェーンエクスプローラーで見ることができました。
つまり、誰が誰にお金を送ったのか、誰がいくらIOSTを持っているのか、が誰にでもまる見えというわけです。IOSTアカウントと個人が紐付けられたらプライバシーなんてあったものではありません。
これを暗号化して隠してくれる機能を、Raze Networkが提供してくれるわけです。
今回の提携および機能実装により、IOSTおよびIRC規格のトークンがより現実的な決済に利用されやすくなったと思われます。
DonnieFinanceの新サービスが始まります(間もなく)
IOSTメインネット上にDe-Fi(分散型金融)サービスを提供しているDonnieFinanceが、新たなサービスを間もなく開始するとアナウンスしました。
現時点では流動性マイニングプールのみの提供ですが、Exchange(IOSTと他のトークンのスワップ・交換)サービスを新たに提供するようです。
具体的な開始時期はまだ発表されていません。引き続きDonnieFinanceの公式Twitterの発表をお待ちください。
(DonnieFinanceに関する個別の問い合わせには対応しておりません)
IOSTのメインネットがアップデート(4/16)
IOSTのメインネット(コードネーム:オリンパス)がバージョン3.6.0にアップグレードしました。
各ノードには7日以内のノードプログラムの更新が指示されていますので、完全に移行するのは4/24頃かと思われます。
IOST Mainnet Olympus v3.6.0 Is Launched(英語記事)
リリースノートはこちらからで読めます。
なお、アップデート内容は下記2点です。
- Golang: Switch deprecated ioutil to os/io
→GO言語について、命令文の置き換え(ioutil→osまたはioを利用) - Special processing for lol token
→lolトークン(IRC規格のトークンです)に関する処理を追加
コードレベルの詳しい変更内容はGithub上でバージョン別のコード比較をして確認いただけます。
お知らせ:オンラインイベントが開催されます
4月24日(木)と4月27日(火)にそれぞれIOSTに関するオンラインイベント(ビジネス寄り・開発寄り)が開催されます。詳しくはIOST財団日本支部公式Twitterの情報を参照してください。
どちらも参加無料ですので、お気軽にご参加ください!
関連:パレットがJCBIに加盟
IOST財団がコンソーシアムノードとして参画しているパレットがJCBI(Japan Contents Blockchain Initiative)に加盟しました。
「Japan Contents Blockchain Initiative」加入のお知らせ
■Japan Contents Blockchain Initiativeとは
「Japan Contents Blockchain Initiative」加入のお知らせ
「Japan Contents Blockchain Initiative」は、コンソーシアムブロックチェーン技術を活用した共同運営型のプラットフォームにより、日本のメディア・コンテンツ業界のデジタルトランスフォーメーションを業界横断で加速するための企業連合コンソーシアムです。
JCBI加盟企業はエイベックス・電通・博報堂など錚々たる顔ぶれです。
なお、IOST財団とパレットの関係については、下記プレスリリースを参照ください。
エンタメ特化ブロックチェーン「パレット (Palette) 」のテストネットが正式ローンチ
■ パレットコンソーシアム (Palette Consortium) について
パレットは、コンセンサスノードがステーキングの仕組みに基づいてブロックチェーンネットワークを運用します。コンセンサスノードは「パレットコンソーシアム」を構成し、パレットに対するガバナンスを行います。
エンタメ特化ブロックチェーン「パレット (Palette) 」のテストネットが正式ローンチ
■ Internet of Services Foundation Ltd.(IOST財団)
エンタメ特化ブロックチェーン「パレット (Palette) 」のテストネットが正式ローンチ
共同創設者兼最高技術責任者 Terry Wang様のコメント
“パレットは、NFTに特化した独自のプライベートブロックチェーンプラットフォームです。イーサリアムベースのNFTのアダプションを妨げる多くの問題に対処しており、イーサリアムの優れた代替手段であると考えています。パレットは、エンターテインメントコンテンツ業界をブロックチェーン技術でアップデートするという深く重要な目標を持っています。またパレットが日本発のプロジェクトである点はとても重要です。日本は長い間、世界における日本のソフトパワーの非常に重要な分野としてエンターテインメント及び関連業界を位置付けてきました。これは最新技術によって国の魅力をアップデートする大きな機会を持ちます。そしてIOSTチームはパレットと緊密に連携し、世界中のユーザーに最高のNFT体験を提供します!”
パレットにはIOST以外にもNEOやONTなどが協力しています。IOST財団が具体的にどのようなアクションを取っているのか現時点では不明ですが、今後の発展のための足掛かりとなることに期待できそうです。